こんにちは!
鹿児島市下荒田の鍼灸治療院「清香鍼灸治療院」です。
美容鍼灸を利用される方にカウンセリングを行い、体質や生活習慣、既病歴等を詳しく伺います。
その中で、美容鍼灸の効果を上げるために、ご自身で改善できそうでなかなか難しいのが睡眠時間の確保です。
目の周りのくまが気になる、目がくぼんでいる、顔色がくすんできた、ニキビ、吹き出物がなかなか治らない等の多様な症状を訴えられますが、睡眠の事を聞くと、極端に短かったり、深夜1時以降に床に就いたり、不定期な方が多いです。
「せめて、12時までに寝ましょうか」とよくアドバイスします。
眠る直前までにスマホやパソコン等の画面を眺めている場合も多くブルーライトの影響で寝つきが悪くなります。
美容鍼を受けた翌日の朝に効果はとても高くなります。
もちろん、治療直後もすっきりと引き締まり、目元もパッチリとするというお声も良く頂きますが、翌朝のお顔の状態が最もすっきりとして、お顔全体が頭皮から引き上げられるような感覚になります。。
美容鍼では、顔面部に数多くの極細の鍼を使用して局所の皮膚に微細な「傷」を作ることで、局所の皮膚に自然に傷が治る「瘢痕治癒(はんこんちゆ)」の機能が働き、皮膚の生理機能を活性化させることができます。そして、鍼の施術によって生体にこのような反応が起こる結果として、しわ・たるみなどの改善を期待することができます。
皮膚の生理機能を活性化させるのは睡眠中の成長ホルモンに関係しています。
睡眠の効果
具体的に睡眠にはどんな働きがあるのか改めてあげてみます。
1、細胞の再生とホルモンの分泌
細胞の再生と成長ホルモンの分泌は、睡眠中に活発に行なわれます。
眠り始めの時間に質の良い睡眠ができていれば、皮膚や毛髪、骨や筋肉の成長などが正常に且つ潤滑に促されるのです。
2、疲労回復
日中に活動していると脳も体も消耗して疲労がたまります。
睡眠には、昼間の活動の疲労を回復させる働きがあります。 睡眠不足だといらいらしたり、集中力が欠如したりすることも多く、体のだるさを感じたりという症状が出てしまいます。
3、免疫力アップ
睡眠中は副交感神経の働きが活発になり、リラックスした状態になります。
その状態になると、免疫系を担う白血球(ナチュラルキラー(NK)細胞、T細胞、食細胞、B細胞)、
免疫細胞の活動が促進されるのです。
4、記憶の定着、整理
これは脳に限っての働きですが、睡眠には、活動しているうちに記憶された様々なことを定着させ整理する働きがあります。
十分な睡眠で皮膚の再生力UP!
人間の細胞は眠っている間に再生されます。美容鍼後の皮膚の再生化も眠っている間に活発に行われます。
皮膚細胞はもちろんのこと、脳や体内にある数多の細胞が睡眠の間に再生されるのです。お肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりをターンオーバーといいます。
お肌の奥で生まれた細胞は、少しずつ上に押し上げられていき、約4週間かけて一番上までたどり着くと、役目を終えて剥がれ落ちます。
この一連の流れが、よく耳にする「お肌のターンオーバー」です。
このように表皮は絶えず入れ替わっているため、表皮に傷がついてもかさぶたとなってはがれ落ち、きれいな肌に生まれ変わるのです。
このターンオーバーにおいて重要な役割をするのが、「成長ホルモン」です。。
この成長ホルモンは主に寝ている間に分泌されることが知られています。つまり、寝ている間にお肌のターンオーバーが起こり、私たちのお肌は日々新しく生まれ変わっているのです。
また、熟睡できない日が続いてお肌の調子が悪くなるのは、ホルモンバランスが崩れることが主な原因です。美肌ホルモンとも呼ばれる「女性ホルモン(エストロゲン)」の分泌量が減ると、お肌が乾燥し、ハリが失われます。
そこでさらに成長ホルモンの分泌量が減るとターンオーバーまで遅れるため、お肌のダメージやメラニンが蓄積しやすく、シワやシミにつながってしまうのです。
健康と美容に大切な成長ホルモン
睡眠の深さには規則的なリズムがあり、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)が繰り返されています。人の睡眠はまずノンレム睡眠から始まり次にレム睡眠が出現します。その2つを合わせると約90分の周期となり、その周期が一晩に4~5回繰り返される事になります。
成長ホルモンは、眠り始めて一番最初の深い眠り(ノンレム睡眠)の時にたくさん作られることが知られています。
成長ホルモンの働きは
・筋肉や骨の強化
・体のメンテナンス(疲労回復)
・コラーゲンの生成(老化予防)
・代謝促進(脂肪分解など)
・集中力ややる気の増加
睡眠のゴールデンタイムは22時~翌2時とか眠り始めて約3時間程、とも言われていますが、眠り始めの90分に成長ホルモンの約8割が分泌されているそうです。
西野精治博士「スタンフォード式 最高の睡眠」
9/15金スマ 最高の睡眠!90分睡眠法とは!睡眠負債の病気のリスク!の放送でもありました。わかりやすかったので、ご紹介しますね。
スタンフォード大学が推奨する睡眠の質を上げる方法です。
・朝起きたら太陽の光を浴びる
15秒~20秒程度でOK。
・朝起きたら手を冷やす
脳の活動スイッチを入れる。
・夕方散歩をする
・お風呂は眠る90分前に!
お風呂から出て体温が下がり始めるのが90分なので、眠る90分前に入りましょう。
・朝食をしっかり食べる。
温かいものをよく噛んで食べるのが大切です。
おすすめなのは和食を中心にした味噌汁、ごはん、おかず等です。
・昼寝
30分以内であれば睡眠不足の解消に最適です。
1時間以上は夜の睡眠の妨げになるため控えましょう。
・眠りにつく2時間前までの軽い運動
激しい運動は夕方以降は禁止です。体温が上がりすぎてしまうためです。
・眠る前のアイス(冷たいもの)はOK
眠る前に体の中の体温が下がったほうが入眠効果があるので1本程度なら大丈夫!
冷やしトマトがおすすめです。
・そば枕がおすすめ
通気性がよく頭部が冷えやすいです。
健やかに美しくなるために
もっとも深く眠るのは、眠りについてからおよそ1時間たったころです。最初のノンレム睡眠にあたりますが、このときに次のレム睡眠にスムーズに移行することで、起床までのリズムを整えてよい睡眠をもたらします。
成長ホルモンが多く分泌されるのは寝付いてから約90分といわれましたが、やはり脳も体も休んでいる深い眠りの『ノンレム睡眠』の状態が寝付いてからの(90分の2サイクル)3時間ですので、その時間の熟睡が重要と思われます
朝起きたときや昼寝後にお顔だけではなく、体全体をなででてみましょう。寝る前よりもすべすべしていてなめらかな肌の状態だと思います。
睡眠によって元気になるだけでなく、お肌の状態も回復するのだと実感できます。夜寝る前の美容にかける時間も大切ですが、まずきちんとした睡眠時間を確保しましょう。
皮ふががさがさする、乾燥する、くすんでいるなどのトラブルは、睡眠の質がよくない、また、ストレスや疲労が溜まっているサインだとも言えます。お顔や体の皮膚は目にしやすいので、普段より調子が悪ければ、気づきやすいです。そんな時こそ、内臓も疲れていると察して、化粧品等によるケアだけで済ませずにまず休息をとるようにしましょう。お肌の再生力は、睡眠の質と疲労回復が重要なポイントになります。
美容鍼を受けた後はたっぷり睡眠をとってくださいね。
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